2018年11月3日(土)、4日(日)に養老アートピクニックの企画として実施された「養老天命反転地で会いましょう」におきまして、ワークショップ「天命反転+マインドフルネス」を開催しました。当研究班からは、小室弘毅氏(研究員)が講師を、岡村心平(非常勤研究員)がファシリテーターを務めました。
今回のワークショップは「バランスを崩す」が大きなテーマ。頭の重みを利用してゆっくりと重心を崩す、目隠しをすることで普段慣れ親しんでいる知覚の安定を崩す、また普段とは異なる姿勢や呼吸の仕方が必要な「四つ足で歩く」ための身体運用の探求など、荒川+ギンズの作品や著作にもたびたび現れるモチーフを参照しながら考案された日常の身体性を揺さぶるワークを紹介し、参加者と共に体験しました。
初日の午前は好天に恵まれ、秋晴れの下で気持ちよく汗を流しながら、起伏に富む地形を生かしたワークを行いました。二日目はあいにくの雨空となりましたが、「養老天命反転地記念館」や「極限で似るものの家」といった荒川+ギンズ建物との相互作用をじっくり行っていく、屋内ならではのワークを実施しました。
ただ訪れるだけでは味わいきれない養老天命反転地の魅力や可能性に気づかされる2日間でした。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!