[Report] 第8回 研究例会「パズル・クリーチャーとトランスヒューマン-荒川+ギンズの人間観-」

2018年9月18日(火)、関西大学東西学術研究所身体論研究班(荒川+ギンズ研究)の第8回研究例会を開催いたしました。

まず、The Queensland Universityの研究者である、Russell Hughes氏が発表されました。近年のテクノロジーや、都市計画などの動向を踏まえた上で、「Arakawa + Gins のアイデアが現代の建築シーンに豊かな視座を与える」として締めくくられました。

続いて、新潟・越後妻有「大地の芸術祭」にて、大盛況のうちに終演を迎えた、Arakawa + Gins のアイデアをコンセプトにした作品「Puzzle Creature」ですが、そのディレクターであるAdrienne Hart氏とSebastian Reynolds氏も発表されました。Hart氏は、これまでの自身の作品も含めた解説と、コレオグラファーとして、Arakawa + Gins のアイデアに、どのように共感したのかを語っていただきました。Reynolds氏は「Puzzle Creature」公演中の音響の解説をしていただきました。

今回の総合討論では、近年のテクノロジーやアーティストの話題にも触れ、比較的新しいキーワードがでました。そこから本質的にArakawa + Ginsについて迫った形の討論となりました。

遠路はるばる、日本まで来てくださった御三方に、厚く御礼申し上げるとともに、研究会に足を運んでくださった皆様方にも改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

ちなみに、Hughes氏は身体論研究班の招聘研究員として、12月まで日本に滞在されます。今回の講演をさらに深掘りした内容で、また発表されるので、またの機会に皆様にお会いできることを楽しみにしております。

次回の研究会もよろしくお願いいたします。

Russell Hughes氏 (オーストラリア・クィーンズランド大学研究員、関西大学東西学術研究所訪問研究員) 講演タイトル “TractatusCoordinologico-Bioscleavus: The Human Use of Being Human”

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Adrienne Hart氏(Neon Danceアートディレクター) 講演タイトル “Reversible Destiny Theatre”

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総合討論

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