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STAY HOME: Distraction Series

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Distraction Series 1: 映画『死なない子供、荒川修作』/ Children Who Won’t Die, ARAKAWA(2020年4月6日 公開)

 

みなさまへ

 

いつも荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所の活動にご支援・ご協力を賜りましてありがとうございます。

 

新型コロナウイルスの影響によって世界中が不安な時を過ごしている今日、私たち一人一人が繋がりを持つ様々なコミュニティーとの絆は心強い支えとなっています。荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所、並びにニューヨークのReversible Destiny Foundationスタッフ一同、改めて皆様との絆に深く感謝申し上げます。

 

都市の封鎖や外界との断絶が強いられる状況の下、多くのアーティスト、美術館をはじめアート界では、新しい手法で芸術の可能性を発表し共有できる取り組みを始めています。荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所とReversible Destiny Foundationも、皆様と荒川+ギンズが創造した様々な哲学やプロジェクトを共有したく、この度新しく隔週でニューズレター『Distraction Series』の配信を始めます。

 

本日お届けする第一号は、山岡信貴監督による2010年制作のドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』。荒川+ギンスによる身体と建築空間の相互作用のリサーチからうまれた東京の三鷹天命反転住宅を通して、彼らの思想を紹介します。荒川修作自身の語り、天命反転住宅の住民達へのインタビュー等をふんだんに含む80分のこのドキュメンタリーは、常にチャレンジングな空間が人間の体にどの様に影響するのか、そして生と死を深く考える機会を与えてくれます。今回、山岡監督のご厚意により今月から6月終わりまで下記のリンクから自由にご鑑賞いただけます。どうぞお楽しみください!

 

Wishing you all the best in the (remote) reversible destiny mode,

 

荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所 & Reversible Destiny Foundation

 

 

 

Distraction Series 1:

映画『死なない子供、荒川修作』/ Children Who Won’t Die, ARAKAWA

本編: 80分 / 言語: 日本語 / 字幕: 英語

配信終了予定:2020年6月末日

 

テーマパーク「養老天命反転地」、死なないための住宅「三鷹天命反転住宅」、巨大な円筒建造物「奈義の龍安寺」など、奇想天外な作品群で世界中に大きな波紋を投げかけてきた荒川修作が、2010年5月19日午前0時35分、ニューヨークで急逝した。生前、自身の建てた「三鷹天命反転住宅」について荒川はこう語っている。「ここに住むと身体の潜在能力が引き出され、人間は死ななくなる」と。

常識を軽々と越えた荒川氏の言葉の数々をはじめ、宇宙物理学者・佐治晴夫氏のインタビュー、三鷹の“死なない家”で生活する人々の身体的変化、そこで生まれ育った子供の記録映像を織り交ぜながら、芸術・科学・哲学を総合した斬新な都市計画を構想するまでに至った荒川の全活動を振り返る本作は、全人類の誰もが想像すらできなかった世界の可能性を浮き彫りにするとともに、壮大な生命賛歌を高らかに歌い上げる。

 

Cast: 荒川修作、佐治晴夫、山岡遊眞、山岡想乃、三鷹天命反転住宅の住人

監督: 山岡信貴

音楽: 渋谷慶一郎

ナレーター:浅野忠信

 

DVDの購入はこちら

http://www.architectural-body.com/?p=5088

 

 


 

Distraction Series 2: 映画『WE、マドリン・ギンズ』 / WE, Madeline Gins(2020年4月20日 公開)

 

『Distraction Series』第二号は山岡信貴監督による2011年制作のドキュメンタリー映画『We、マドリン・ギンス』をお届けします。1962年以降荒川修作と公私をともにしたマドリン・ギンスに焦点を当て、荒川亡き後の彼女の仕事ぶりを、二人の生活の拠点でもあり、仕事場でもあったニューヨークの124ウェスト・ハウストン・ストリートのスタジオから、友人家族とともに訪ねるニューヨーク郊外イーストハンプトンのバイオスクリーブハウスまで密着取材。ギンス自らが天命反転の思想を深い知識と明誠さ、そして情熱に溢れた言葉で語ります。

 

60分のこのドキュメンタリーは、今回も監督のご厚意により、本日から6月終わりまで下記リンクから自由にご鑑賞いただけます。また、シリーズ第一号でご案内した『死なない子供、荒川修作』も引き続きお楽しみいただけますので、まだ未見の方はぜひこちらも合わせてお楽しみください。

 

We hope you enjoy We (2011) and will be in touch again with another distraction in two weeks’ time!

Yours in the reversible destiny mode,

 

 

Distraction Series 2:

映画『WE、マドリン・ギンズ』 / WE, Madeline Gins

本編: 65分 / 言語: 英語 / 字幕: 日本語

配信終了予定:2020年6月末日

 

荒川修作の公私にわたるパートナー、マドリン・ギンズ。「意味のメカニズム」にはじまり、建築作品や著作に至るまで荒川修作作品の共同制作者として常に名前がつらねられているものの、その人物像は謎に包まれていた。この映像はニューヨークのマドリン・ギンズを訪ね、荒川修作のアトリエやバイオスクリーブ・ハウスを取材することで、『死なない子供、荒川修作』では描ききれなかったアラカワプロジェクトのもうひとつの重要な側面を描き出している。

 

Cast: Madeline Gins, Shusaku Arakawa, Lucas Poole, Sofiane Poole, Gillian Poole, Hubert Poole

監督: 山岡信貴

 

DVDの購入はこちら

http://www.architectural-body.com/?p=5088

 

 


 

Distraction Series 3: ネオン・ダンス「パズル・クリーチャー」 / Puzzle Creature by Neon Dance(2020年5月3日 公開)

 

『Distraction Series』第3号は2018年9月15日、越後妻有トリエンナーレのハイライトプログラムとして上郷クローブ座でプレミア公演されたパフォーマンス<Puzzle Creature>の完全版60分の映像です。ロンドンを拠点に活躍するダンスグループ、ネオンダンスのこの新作は、荒川とマドリン・ギンスの「死なないための建築」デザインから発想を得て創作され、観衆が空間、動き、音など、それを取り囲む環境と一体化される作品です。

 

2017年より、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所とニューヨークのReversible Destiny Foundationの支援のもと、ネオンダンスは荒川ギンスの著書『Architectural Body』(2002年)にまとめられている思想・哲学「建築する身体」の丹念な研究を続けてきました。とくに芸術監督兼コレオグラファーのエイドリアン・ハートはアーカイブ・リサーチ、そして日本とニューヨークにある荒川ギンス建築作品を訪ね歩き、その経験も踏まえながらこの新作ダンスを創り上げました。

 

奇妙な身体の動きをデザイナーのアナ・レコヴィックが形体化したオブジェを、しなやかな3人のダンサーが身につけるところからこの60分のパフォーマンスは始まる。8台のスピーカーから空間を漂うのは、オクスフォード拠点の作曲家セバスチャン・レイノルズによる新作サウンド。<Puzzle Creature>にはさらに、日英手話とBBCラジオのルイーズ・フライヤーによる音声解説も溶け込んでいる。有機体—人間(あなたと私)はNumen / For Useのデザインによる膨らむ舞台装置の内部へと誘われる。そこはもう単なる暗闇の劇場空間ではなく、観衆もダンサーも一体化し常に変成する共同空間なのだ。 ——ネオンダンス

 

この映像を今回ネオンダンスのご厚意により今年6月30日まで下記リンクより無料アクセスでお届けいたします。

 

Yours in the reversible destiny mode,

 

 

Distraction Series 3:

ネオン・ダンス「パズル・クリーチャー」 / Puzzle Creature by Neon Dance

2018年9月15日(土)・16日(日) 上郷クローブ座(越後妻有アートトリエンナーレ2018)

Production premiere filmed by Tom Schumann

 

Choreography & Direction: Adrienne Hart

Original Score: Sebastian Reynolds

Set Design: Numen / For Use

Artefacts & Costume design: Ana Rajcevic

Light Design: Nico de Rooij & Djana Covic

Dance Artists: Luke Crook, Mariko Kida & Carys Staton

British Sign Language: Jemima Hoadley & Deepa Shastri

Japanese Sign Language: Chisato Minamimura

Funded & supported by Art Front Gallery, Reversible Destiny Foundation, Arakawa + Gins Tokyo Office, The Place, Arts Council England, Swindon Dance and The Great Britain Sasakawa Foundation.

 

Neon Dance

https://www.neondance.org/

 

 


 

Distraction Series 4: Segue Series Reading at Double Happiness, May 19, 2001(2020年5月18日 公開)

 

『Distraction Series』第4号ではマドリン・ギンズ選集 The Saddest Thing is That I Have Had to Use Words: A Madeline Gins Reader が先月出版されたことを祝し、マドリン・ギンズの詩作や著書を彼女自身のリーディング=朗読を通してさらに多くの方々と共有したいと思います。マドリンの声に耳を傾けると、彼女の作品の味わいもさらに増して感じられることでしょう。PennSound がその機会をオンライン上で提供してくださっている事に私たちは深く感謝しています。

 

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、PennSoundとは、多くのポエトリー・リーディングのアーカイブと新しいオーディオ・レコーディングを保存・制作するペンシルベニア大学のプロジェクトで、マドリンが一般に公開して行ったリーディングや講義の録音の多くがこのプロジェクト・ウェブサイトで提供されています。

 

本日はその中から特にニューヨークのチャイナタウンのバーDouble Happinessにおいてほぼちょうど19年前、2001年5月19日に行われたSegue Seriesと題されたリーディング・プログラムからのハイライトをお届けします。このリーディングを聴くと、マドリンがいかに真剣であると同時に遊びの心を常に併せ持つ才能の持ち主であったかがわかります。下記リンクからお聴きいただける詩のセレクションは、クレブスサイクル(Krebs Cycle)とそれに深く関連する詩のリーディングです。マドリンはこの試みを「生物化学者たちに可愛いものだなんて言わせたくない」と言い切り、その上でスパゲティを食べるプロセスを詩化させた作品をプログラム中そこここにちりばめます。時には笑いを誘い、またある時にはメランコリーに溢れたこれらのリーディングは、絶妙の塩梅で生物の生きる悦びが加味されています。

 

ぜひこれをきっかけにマドリン・ギンスの詩の世界を探検してみてください。

 

Yours in the reversible destiny mode,