News

Distraction Series 14: 手紙

Dear Friends, 『Distraction Series』も今月で14号となります。今回は「建築する身体」づくりにも重要な役割を担う郵便に思いを馳せてみます。荒川とマドリンは世界中に多くの朋友を持ち、その生き生きとしたコミュニティー(共同体)の広がりと多様性は、彼らの間で交わされた書簡(手紙や葉書)が伝える親しみと遊び心によく現れています。 また、2006年出版の『死ぬのは法律違反です』

映像公開「天命反転トーク・荒川修作と岡本太郎」2018年11月3日・ 養老天命反転地にて

いつも荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所の活動にご支援・ご協力を賜りましてありがとうございます。   この度、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所のアーカイブより2018年11月3日に養老天命反転地で開催された「天命反転トーク・荒川修作と岡本太郎」の映像を公開いたします。   荒川修作は1961年に渡米、その後ニューヨークを拠点とし国際的に活動の場を展開していきました。若き日

Distraction Series 13: What the President Will Say and Do!!(11月9日更新)

マドリン・ギンズ『What the President Will Say and Do!!』(Barrytown, NY: Station Hill Press, 1984年)表紙イメージ。カバーデザインは荒川修作によるもの Dear Friends, アメリカ大統領選、そして、新型コロナ感染数増加に揺れる11月が始まりました。誰もがこの緊張の日々をどう過ごしていくかを考えていることと察します。『

Distraction Series 12: ヘレン・ケラーまたは荒川修作(2020年10月7日更新)

マドリン・ギンズ著 渡部桃子訳『ヘレン・ケラーまたは荒川修作』(日本語版)表紙、新書館 2010 10月は視覚障害意識向上月間(Blindness Awareness Month)です。そこで、『Distraction Series』第12号ではマドリン・ギンズ著『ヘレン・ケラーまたは荒川修作』(Helen Keller or Arakawa;英語版1994年、日本語版2010年)を取り上げ、日米

Distraction Series 11: 荒川修作 インタヴュー, NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 1997(2020年9月7日更新)

  ・【文字起こし】荒川修作 インタヴュー, NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 1997 本日の『Distraction Series』第11号 では、1997年東京のNTT InterCommunication Center (ICC)にて収録された荒川修作ヴィデオ・インタビューを、新しく日・英語字幕付きでお届けいたします。ICCがオープン・ヴィデオ・アーカイブとしてウェ

Distraction Series 10: A round-the-world armchair vacation with Arakawa and Madeline

1.メキシコ、トゥーラのトルテック族戦士群像の間でポーズするマドリンと荒川 夏休み真っ盛りですがコロナ禍によりまだまだ旅行などに規制がある現状を想い、本日の『Distraction Series』第10号ではReversible Destiny Foundationが管理するアーカイブから、荒川とマドリンの世界各地への旅路を記録にとどめる写真の数々を通して、皆様をお茶の間から楽しめる世界旅行へとお

Distraction Series 9: マドリン・ギンズのアンケート(2020年7月28日 公開)

マドリン・ギンズ、6年生のクラス写真(本人は2列目の一番左)1952年、Radcliffe Road小学校にて 本日お届けする『Distraction Series』第9号ではReversible Destiny Foundationが管理するアーカイブから、マドリン・ギンズ関連の一資料をお届けします。1969年1月20日、マドリンは当時小学校の先生をしていた母に5年生の生徒たちから《Questi

Distraction Series 8: 「荒川修作の”MISTAKE”」講師:山田諭(2020年7月13日更新)

『Distraction Series』第8号は、京都市美術館学芸課主任の山田諭氏のご厚意により、2012年5月13日、当時氏が学芸員として勤務されていた名古屋市美術館(NCAM)にて行った「荒川修作の“MISTAKE”」と題された2時間に渡る講義の10分40秒ダイジェスト版をお届けいたします。この講義はNCAM所蔵の大作《35フィートX7フィート6インチ、126ポンドNo. 2》に焦点を当て、深

Distraction Series 7: 空 No. 2 / Sky No. 2, 1968年(2020年6月30日更新)

Arakawa, Sky No.2, 1968, acrylic and oil on canvas, 48 x 36 in 1968年、荒川はその年のドクメンタ4に出品したのとは一味違う、遊び心の感じられる作品を制作しています。それは絵画及び版画上に、ラム肉のシチュー、酢豚、バナナケーキ、ココナッツミルクケーキなどの料理レシピを取り入れた作品群です。これらのレシピは荒川とマドリンが持っていた料理

Distraction Series 6: ドクメンタ4(2020年6月15日 公開)

『Distraction Series』第6号では、1968年ドイツのカッセルにて6月から10月にかけて開催された国際展ドクメンタ4を振り返ってみたいと思います。荒川修作は、この4年もしくは5年に一度開催される展覧会にこの年と1977年の2度参加しています。 ドクメンタは1955年、西ドイツ(当時)を美術の国際舞台へ復活させ、特にナチスにより「退廃芸術」とみなされていたモダンアートを、カッセルを中

Distraction Series 5: 三鷹天命反転住宅 バーチャルツアー(2020年6月1日 公開)

『Distraction Series』第5号では、荒川+ギンズ東京事務所及びReversible Destiny Foundationディレクターの本間桃世による三鷹天命反転住宅のツアーをお届けいたします。今回新しく製作されたこのバーチャルツアーは、シリーズ第1号と第2号でお届けした荒川とギンズのドキュメンタリー映画2作の監督でもある山岡信貴氏によるディレクション。映画『死なない子供、荒川修作』

Distraction Series 4: Segue Series Reading at Double Happiness, May 19, 2001(2020年5月18日 公開)

『Distraction Series』第4号ではマドリン・ギンズ選集 The Saddest Thing is That I Have Had to Use Words: A Madeline Gins Reader が先月出版されたことを祝し、マドリン・ギンズの詩作や著書を彼女自身のリーディング=朗読を通してさらに多くの方々と共有したいと思います。マドリンの声に耳を傾けると、彼女の作品の味わい

Distraction Series 3: ネオン・ダンス「パズル・クリーチャー」(2020年5月3日 公開)

『Distraction Series』第3号は2018年9月15日、越後妻有トリエンナーレのハイライトプログラムとして上郷クローブ座でプレミア公演されたパフォーマンス<Puzzle Creature>の完全版60分の映像です。ロンドンを拠点に活躍するダンスグループ、ネオンダンスのこの新作は、荒川とマドリン・ギンスの「死なないための建築」デザインから発想を得て創作され、観衆が空間、動き、音など、そ

Distraction Series 2: 映画『WE、マドリン・ギンズ』 / WE, Madeline (2020年4月20日 公開)

『Distraction Series』第二号は山岡信貴監督による2011年制作のドキュメンタリー映画『We、マドリン・ギンス』をお届けします。1962年以降荒川修作と公私をともにしたマドリン・ギンスに焦点を当て、荒川亡き後の彼女の仕事ぶりを、二人の生活の拠点でもあり、仕事場でもあったニューヨークの124ウェスト・ハウストン・ストリートのスタジオから、友人家族とともに訪ねるニューヨーク郊外イースト

Distraction Series 1: 映画『死なない子供、荒川修作』

みなさまへ いつも荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所の活動にご支援・ご協力を賜りましてありがとうございます。 新型コロナウイルスの影響によって世界中が不安な時を過ごしている今日、私たち一人一人が繋がりを持つ様々なコミュニティーとの絆は心強い支えとなっています。荒川修作+マドリン・ギンス東京事務所、並びにニューヨークのReversible Destiny Foundationスタッフ一同、改めて皆

Distraction Series

  Distraction Series 10: A round-the-world armchair vacation with Arakawa and Madeline   1.メキシコ、トゥーラのトルテック族戦士群像の間でポーズするマドリンと荒川   夏休み真っ盛りですがコロナ禍によりまだまだ旅行などに規制がある現状を想い、本日の『Distraction Ser

[Report] 2/24 インポッシブル・アーキテクチャー展 関連トーク「永遠の勾配──荒川修作+マドリン・ギンズ作品のなかの建築ドローイング」

2020年2月24日(月)、関西大学東西学術研究所身体論研究班と国立国際美術館共催によるアイリーン・ソヌ氏(コロンビア大学アーサー・ロス建築ギャラリー 展示ディレクター)による講演「永遠の勾配──荒川修作+マドリン・ギンズ作品のなかの建築ドローイング」@国立国際美術館が行われました。 本講演は、国立国際美術館で現在行われている「インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」の展覧会に関連した

3/1(日) 出版記念イベント「22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズへ」@三鷹天命反転住宅を開催いたします

2020年3月1日(日)、三鷹天命反転住宅にて書籍『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズー天命反転する経験と身体』(フィルムアート社)の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。 同書の編者・執筆者からのプレゼンテーションやディスカッションを通して、この書籍をさらに堪能する機会にできればと考えています。もちろんまだ本書をお手にとっていない方のご参加も大丈夫、当日現地でも書籍の販売を行います。

2/2(日)『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズー天命反転する経験と身体』合評会が開催されます

2020年2月2日(日)、関西大学 梅田キャンパスにて書籍『22世紀の荒川修作+マドリン・ギンズー天命反転する経験と身体』(フィルムアート社)を記念して合評会が開催されます。 各執筆者からの内容解説はもちろん、指定討論者に小野暁彦氏(京都造形芸術大学教授/元・荒川+ギンズNYオフィス所員)、平林恵氏(横尾忠則現代美術館学芸員/元・養老天命反転地学芸員)、平井章一氏(関西大学教授/専門は日本の戦後美

1/25 テレビ東京「新・美の巨人たち」にて三鷹天命反転住宅の特集が放送されます

  テレビ東京系列「新・美の巨人たち」にて荒川修作+マドリン・ギンズ「三鷹天命反転住宅」の特集が放映されます。放映日は2020年1月25日(土) 22:00-22:30です。 昨年12月に行われた撮影は晴天に恵まれ、自然光に溢れた住宅を映像に収めていただくことができました。現在は編集作業中、どんな内容になるのか今から楽しみです。皆様ぜひご覧ください。   テレビ東京「新・美の巨

2020年1月7日~7月17日(予定) 養老天命反転地より修繕工事のお知らせ

2020年1月7日(火)~2020年7月17日(金)(予定)まで、養老天命反転地内にて施設の修繕工事を行います。 皆さまの安全な園内散策を最優先して作業を行っておりますが、立入禁止とさせていただいく場所がございます。誠に申し訳ございませんが、ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。 ※天候により順延する場合もございますのでご了承くださいます様お願い申し上げます。 尚、修繕工事期間中のご入場

12/11(水)第11回研究例会「コーデノロジストが目指すべきもの-南極ビエンナーレというプロジェクト-」が開催されます

2019年12月11日(水)に関西大学東西学術研究所身体論研究班の第11回研究例会を開催いたします。 今回の研究例会では、アーティストであり南極ビエンナーレ コミッショナーのアレクサンドル・ポノマリョフ氏をお迎えます。 入場無料、事前予約不要の研究会です。皆様のご参加をお待ちしております。 関西大学東西学術研究所身体論研究班 2019年度 第11回東西学術研究所 研究例会 コーデノロジストが目指す

11/21 ワークショップ「荒川修作+マドリン・ギンズの現在:哲学と創造性」@ 立命館大学衣笠キャンパス

11月21日(木)16:20から立命館大学衣笠キャンパスにてワークショップ「荒川修作+マドリン・ギンズの現在:哲学と創造性」が開催されます。 関西大学東西学術研究所身体論研究会(荒川+ギンズ研究)より、三村尚彦 主幹、門林岳史 研究員、小室弘毅 研究員が参加いたします。入場無料・参加自由となっておりますので、みなさま奮ってご参加ください。 立命館大学人文科学研究所研究プロジェクト「間文化現象学と人

[Report] 養老アート・ピクニック2019 終了いたしました

2019年11月2日(土)と3日(日)の2日間、養老公園で行われたイベント「養老アート・ピクニック」に際し、荒川+ギンズ東京事務所も3つのプログラムで参加いたしました。 天命反転トーク「意味の彼方へ—養老天命反転地と荒川修作+マドリン・ギンズ」 / Reversible Destiny Talk –Arakawa, Madeline, and Site of Reversible Destiny

2019.11.2&3 養老アート・ピクニック – スマイル・シェアリング

日時:2019年11月2日(土)・11月3日(日) 会場:養老公園一帯(芝生広場・養老天命反転地 他) http://yoro-arts.com/   岐阜県の養老天命反転地・養老公園を舞台に行われるアートイベント「養老アート・ピクニック」が2019年11月2日(土)・3日(日)に開催されます。 このイベントは養老町のお隣、大垣市にあるIAMAS(情報科学芸術大学院大学)と岐阜県そして荒

[Report] 10/27 講演会:死なないための方法論 -Biotopological Scale-Juggling Escalatorの歩き方-(講師:Sheung Tang Luk)

2019年10月27日(日)、招聘研究者講演会を関西大学 梅田キャンパスにて開催いたしました。 同大学の招へい研究員として来日中の、Sheung Tang Luk氏 (Projects Manager, Reversible Destiny Foundation)に講演(講演タイトル「死なないための方法論 -Biotopological Scale-Juggling Escalatorの歩き方-」

10/27 講演会:死なないための方法論 -Biotopological Scale-Juggling Escalatorの歩き方-(講師:Sheung Tang Luk) @ 関西大学 梅田キャンパス

10月27日(日) 関西大学 梅田キャンパスにて 同大学の招へい研究員として来日中の Sheung Tang Luk (Projects Manager, Reversible Destiny Foundation)の講演会が開催されます。聴講自由・事前申込は不要ということですので、皆様ぜひご参加ください。 死なないための方法論 -Biotopological Scale-Juggling Esc

10/26・27 特別公開 安井建築設計事務所オープンハウス2019 「建築+アートがつくる空間」にて三鷹天命反転住宅が紹介されます

10月26日(土)・27日(日)の2日間、安井建築設計事務所・大阪本社にてオープンハウス2019「建築+アートがつくる空間」が開催されます。   「建築+アート」がテーマの展示ということで、同社が実施設計を行った三鷹天命反転住宅も建築模型をはじめご紹介いただく予定です。今週末、関西大学梅田キャンパスでのトークとあわせてぜひ足をお運びください。   ☆イベント概要☆ 特別公開 安

10/15 講演会:天命反転するための実践-絵画と詩から手続き的建築にいたる荒川+ギンズの実践-(講師:Sheung Tang Luk)

10月15日(火) 関西大学 堺キャンパスにて 同大学の招へい研究員として来日中の Sheung Tang Luk (Projects Manager, Reversible Destiny Foundation)の講演会が開催されます。聴講自由・事前申込は不要ということですので、皆様ぜひ足をお運びください。 「天命反転するための実践-絵画と詩から手続き的建築にいたる荒川+ギンズの実践-」 講師: