死なないための葬送─荒川修作初期作品展

2010-04-17〜2010-06-27
国立国際美術館

出品作品: 「抗生物質と子音にはさまれたアインシュタイン」ほか

nmao

2010年4月17日より大阪の国立国際美術館にて『死なないための葬送-荒川修作初期作品展』が開催されます。

この展覧会は荒川修作が1961年に渡米する前に制作された一連の立体作品(後に「棺桶シリーズ」と呼ばれるようになります)を全国の美術館から一同に集め、また2007年に長い間行方不明となっていた同シリーズ作品を修復・再発表した3点が国立国際美術館に収蔵・寄託されたものを加え、さらに新たに修復された「砂の器」も合わせた20点ほどの作品を観ることができる、非常に貴重な機会となります。

荒川修作は、これらの作品郡を発表後渡米し、パートナーのマドリン・ギンズとともに天命反転をコンセプトに掲げ、絵画、建築作品と活動の幅を広げていくこととなりますが、今回の展覧会は荒川修作の絶えることのない創作活動の原点となる作品群を半世紀を経てご覧いただけることでしょう。

会期中、数々の関連イベントも行われます。

なお、関連企画として、5月10日より京都工芸繊維大学・美術工芸資料館にて、「荒川修作+マドリン・ギンズ 天命反転プロジェクト」展も開催されます。

みなさま、ぜひお誘い合わせの上、ご覧いただけますようお願いいたします。

「死なないための葬送─荒川修作初期作品展」

会 期:2010年4月17日(土)~6月27日(日)

開館時間:午前10時~午後5時、金曜は午後7時(入館は30分前まで)

休館日:毎週月曜日、ただし5月3日(月)は開館

観覧料:当日/一般420円、大学生130円 団体/一般210円、大学生70円

(団体20名様以上)

会 場:国立国際美術館(大阪)

[関連イベント]

① 講演会 「荒川修作初期作品修復報告」 終了しました

日時:4月17 日(土) 午後2時~

講師:森田恒之(国立民族学博物館名誉教授)

会場:B1階講堂

② 対談 「荒川修作初期作品をめぐって」(仮題)

日時:5月29日(土) 午後2時~

講師:馬場駿吉(名古屋ボストン美術館館長)

建畠晢(国立国際美術館館長)

司会:平芳幸浩(国立国際美術館客員研究員)

参加費:無料(定員130名)

* 午前10時より整理券を配布します。

③ 渋谷慶一郎コンサート「死なないための葬送曲」

日時:6月12日(土) 午後6時30分~

演奏:渋谷慶一郎 (音楽家)

会場:国立国際美術館 B2階展示室入り口

前売り:3,000円 当日:3,500円

↓下記特設サイトよりお申し込みをお受けしております

http://arakawagins.noor.jp/2020agtokyo/ja/nmao/shibuya.html

[関連展覧会]

「荒川修作+マドリン・ギンズ:天命反転プロジェクト」

会 期:2010年5月10日(月)~6月25日(金)

会 場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館

お問い合わせ:京都工芸繊維大学美術工芸資料館(TEL:075-724-7924)