荒川修作 DIAGRAMS

2009-07-23〜2009-08-28
岐阜現代美術館

『養老天命反転地』、『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』などの建築的作品を発表し続ける荒川修作。1963年に始まった「The Mechanism of Meaning (意味のメカニズム)」は、現在も進行中の仕事として、荒川の思考実験の展開の中軸をなしています。また、「意味のメカニズム」とともに記号や文字、幾何学的な図形によって構成された「DIAGRAMS(図式絵画)」は、「棺桶シリーズ」から現在の実践的作品に至る荒川の思考の源泉として、これまでの荒川の芸術、哲学を読み解く手がかりとなるものです。

本展では、所蔵作品である1960年~70年代にかけて制作された「DIAGRAMS」の版画作品を展示します。人間の宿命である“死”に挑戦しながら、社会的、精神的に混迷する現代に立ち向かいつづける荒川の思考の源泉と軌跡を見つめなおします。

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