2019年3月14日(木)、関西大学東西学術研究所身体論研究班の第4回研究会「荒川 + ギンズのデジタルアーカイブ構築」を開催いたしました。
現在、”荒川修作 + マドリン・ギンズの遺稿をアーカイブ化する”ということで、身体論研究班、荒川修作 + マドリン・ギンズ東京事務所(株式会社コーデノロジスト)、荒川修作 + マドリン・ギンズニューヨーク事務所(Reversible Destiny Foundation)の三者協働で進めており、今回の研究会では、彼らの遺稿である”書簡”、また”掲載誌・展覧会情報”のデータベース構築の進捗状況と、今後の方針について議論致しました。
このデータベースは、荒川修作 + マドリン・ギンズに関する研究(論文や作品の制作)を行う上で、研究資源として活用していただき、参照スピードを上げ、研究を促進させるだけでなく、その思想形成のプロセスを追うことが可能になるという意義を持った重要なプロジェクトであります。
まず、書簡のアーカイブ化作業を進めている、瀬野はるか(荒川修作 + マドリン・ギンズ東京事務所 アーカイブ研究員)が発表いたしました。
続いて、雑誌・新聞などの掲載誌と展覧会情報のアーカイブ化作業を進めている、玉井友理(荒川修作 + マドリン・ギンズ東京事務所 アーカイブ研究員)が発表いたしました。
そして、今回の発表に関して松田剛佳(荒川修作 + マドリン・ギンズ東京事務所)より総括をいたしました。
今回の発表では、アーカイブの公開範囲や検索システムの確認等、プロジェクトの詳細に関する緻密な議論が行われました。
ご登壇してくださった御三方に、厚く御礼申し上げるとともに、研究会に足を運んでいただき、今後の方針の決定に重要な示唆を与えていただいた参加者の皆様方にも改めて御礼申し上げます。
次回の研究例会も宜しくお願い致します。