2018年7月21日(土)、関西大学東西学術研究所身体論研究班(荒川+ギンズ研究)の第7回研究例会を開催いたしました。
美術史家の富井玲子さんからは、美術史家の視点から日本出身の戦後現代美術作家としての荒川修作にスポットを当て、他の作家との共通点や違い、そして海外の作家に視野を広げた場合の同時代性・同時多発的な作品アプローチなど、アーティスト荒川の位置づけについてお話を頂戴しました。
そして、美術批評家の峯村敏明さんからは、同時代を生きてきた作家・荒川について、峯村さんの幅広い交流関係の中から紐解くエピソードも交えながら大変貴重なお話をいただきました。
様々な視点から荒川+ギンズの活動を見てきた研究会ですが、今回同時代を並走してきたお二人にお時間をいただけたこと、大変有意義な機会となりました。
お暑い中ご参加くださった皆様にも改めて御礼申し上げます。
この度は誠にありがとうございました。
富井玲子氏(美術史家〔在NY〕、ポンジャ現懇主宰、身体論研究班非常勤研究員)「絵画との対峙、人類への視点―日本のコンセプチュアリズムの起源と展開」
峯村敏明氏(美術評論家、多摩美術大学名誉教授) 「荒川絵画と影の感性ー存在論から現象学へ?」