「荒川修作 PORTRAIT OF A THOUGHT」展

2013-06-25〜2013-07-25
岐阜現代美術館

出品作品: << Do you like this page ? >> ほか

荒川修作(1936-2010)は、ニューヨークを拠点に活躍した美術家です。1958年頃より、「棺桶」と呼ばれるオブジェを発表し始め、1961年、 日本を離れアメリカに渡った後には、文字や線、記号などを用いた「図式絵画」を制作します。1970年代に入ると、生涯のパートナーであるマドリン・ギン ズとの共著『意味のメカニズム』を刊行し、「意味のメカニズム」巡回展を行いました。その後、荒川の関心は、平面から、身体の感覚を使って作品を体感する ことへと移り、岡山県奈義町の《偏在の場・奈義の龍安寺・建築する身体》(1994年)や岐阜の《養老天命反転地》(1995年)の制作に至ります。

本展では、建築作品に至るまでの荒川の思考の源泉として、初期の「図式絵画」を展示します。私たちが漠然とした不安を覚える現代社会において、作品に明示された荒川からのメッセージを体感し、あらためて考える機会となるものです。(岐阜現代美術館ホームページより)