9月23日、セゾン現代美術館にて意味のメカニズム展ギャラリーツアーが開催されました。
講師には荒川+ギンズとも長く親交があった塚原史先生をお迎えし、ナビゲーターは荒川+ギンズ東京事務所の本間が担当いたしました。
今回のギャラリーツアーは2部構成のプログラムで行われました。
第1部では参加者の皆様と一緒に展示室を巡りながらトークを行いました。《意味のメカニズム》の成り立ちや、塚原先生にとってお勧めの1点、それぞれの作品が何をモチーフに描かれているのかなど、塚原先生と荒川+ギンズとの思い出話も交えて楽しいお話が続きます。当日は美術館の特別なご配慮で、普段は触れることができない作品に触れながら鑑賞を行いました。各参加者はこの作品の醍醐味でもある、各作品内に描かれた”指示”に従って行為をしながら作品を鑑賞する大変貴重な機会となりました。
第2部は美術館のカフェに会場を移し、作品についての補足説明や皆様からの質疑応答を行いました。塚原先生が書籍『意味のメカニズム』の初版本(1971年、ドイツ語版)をお持ちくださり、初版本の装丁の秘密についてお話くださるなどマニアックかつ濃厚な2時間30分のツアーとなりました。
今回のツアーは遠方からのご参加も多く、改めて荒川+ギンズそして《意味のメカニズム》への関心の高さを肌で感じる時間となりました。ご参加いただいた皆様、この度は誠にありがとうございました。
なおセゾン現代美術館は今回の《意味のメカニズム》展終了後、2026年4月まで長期休館に入ることが発表されました。まだ美術館を体験されていない方、そして《意味のメカニズム》を未体験の方は、この機会にぜひ軽井沢のセゾン現代美術館まで足をお運びください。会期は好評につき10月31日(火)まで延長されました。皆様のご来館をお待ちしております!!
荒川修作+マドリン・ギンズ《意味のメカニズム》全作品127点一挙公開 少し遠くへ行ってみよう
https://smma.or.jp/exhibition/shusakuarakawamadelinegins
会期:2023年4月22日(土)−10月31日(火)【会期を延長しました!】
木曜休館
主催:一般財団法人セゾン現代美術館
協力:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 Reversible Destiny Foundation