当館の開館10周年を記念して開催する本展は、「縄文」と「現代」という2つの時代の造形表現を比較する、複合施設ならではの展覧会となります。「縄文」のなかに人間の根源的な強さに根差す「美」を見出した美術家・岡本太郎の作品を導入とする本展では、北海道・北東北を中心とする縄文遺物の優品に加え、現代の多彩な表現から「縄文的要素」を抽出。「縄文」と「現代」という2つの時代の造形に見受けられる共通性や親和性に焦点を当てることで、過去から現在、そして未来にわたり通底する根源的な感情や欲望など、人間普遍の精神を探る機会とします。
出品作家(五十音順・敬称略):
阿部展也、荒川修作、伊藤隆介、今井俊満、今村源、宇山博明、岡本太郎、小野忠弘、掛井五郎、木内克、草間彌生、工藤哲巳、今純三、斎藤義重、高山良策、武田浩志、立石大河亞、豊島弘尚、中村宏、成田亨、藤沢レオ、棟方志功、村上善男、やなぎみわ、山口長男、山下菊二、横山裕一、渡辺貞一
(美術館ホームページより)