荒川修作 A LINE IS A CRACK

2022-07-15〜2022-09-30
岐阜現代美術館

荒川修作(1936-2010)は名古屋に生まれ、1960年代からニューヨークを拠点に世界中で活躍した美術家です。特に1970年に発表された「意味のメカニズム」のシリーズは、意味と認識についての多くの思考実験を促すものであり、美術のみならず科学や哲学の分野にも大きな影響を及ぼしました。その後、荒川の探求は平面作品に止まらず、人間の身体、存在そのものへと発展し、鑑賞者を巻き込む体験型作品を経て、養老天命反転地などの建築作品へと到ります。
本展では、「意味のメカニズム」の中の「A LINE IS A CRACK」、直訳するならば「線とは裂け目である」という言葉に着目し、平面の裂け目の向こう側、身体や建築へと向かう契機となった時期の関連作品23点を展示します。

会期 2022年7月15日(金)―9月30日(金)

点数 23点(予定)

観覧料 無料

休館日 第2、4土曜日、日曜日、祝日

 

関連イベント

塚原史(早稲田大学名誉教授)講演会
『荒川修作再入門――「意味のメカニズム」から「天命反転」へのパサージュとしてのCRACK』

2022年7月30日(土)14:30-15:30(岐阜現代美術館 展示室にて)

ダダ・シュルレアリスムの研究者で、晩年の荒川修作と親交があり、単行本では唯一のアラカワ読本『荒川修作の軌跡と奇跡』の著者である塚原史先生による講演会を開催いたします。

申込方法:参加をご希望の方は、当館メールアドレスinfo@gi-co-ma.or.jpまで、件名を「講演会参加申込」とし、本文にお名前とご年齢をご記入の上お申し込み下さい。
申込締切:7月28日(木)

担当学芸員によるギャラリートーク(事前申込不要)
7月16日、8月20日、9月17日(会期中第3土曜日)14:30-15:00(岐阜現代美術館展示室にて)

※新型コロナウイルス感染症等の影響により、各イベントは中止や変更になる場合がございます。最新情報を当館ホームページまたは公式Twitterアカウントにてご確認の上ご来館をお願いいたします。