夏休み真っ盛りですがコロナ禍によりまだまだ旅行などに規制がある現状を想い、本日の『Distraction Series』第10号ではReversible Destiny Foundationが管理するアーカイブから、荒川とマドリンの世界各地への旅路を記録にとどめる写真の数々を通して、皆様をお茶の間から楽しめる世界旅行へとお誘いしようと思います。メキシコはトゥーラのメソアメリカの遺跡から、イタリア、フランス、日本、そして時にはニューヨーク州内の様々な土地で写したこれらのイメージから、二人の視点を時空を超えて感じ取ってみてください。春夏秋冬の風景、様々なポーズ、そして朝食をとりつつ次の旅程を立てるかのような二人の日常の姿などが見られる厳選した22点の写真を各写真のキャプションと共にご覧いただけます。
『Distraction Series』は好評につき今後は毎月第一金曜日配信へと移行いたします。今後はさらに各号の内容を充実させてお届けしていきたいと思いますので、9月4日の次号にてまたお会いしましょう!
Yours in the reversible destiny mode,
Reversible Destiny Foundation and ARAKAWA+GINS Tokyo Office
注)すべてのイメージはReversible Destiny Foundationアーカイブ所蔵です。複写許可申請に関するご質問等はemail rd@reversibledestiny.orgまでご連絡ください。
2.日本、茅葺き屋根の合掌造り民家の前で
3.イタリア、ヴェニス、ボートからポラロイド写真撮影中の荒川と、ラグーンの風を楽しむマドリン
6.アメリカ合衆国、1986年9月、馬車を横に道の反対側を振り返るマドリンと荒川
8.ボートのデッキでポーズする純白のドレスを着たマドリン。カメラのレンズ左半分に撮影者の手が写り込んでしまっている。当時カメラで撮影された写真はネガ現像を経て初めてイメージを見ることができたので、こうしたミステイクの写真も20世紀の思い出らしくアーカイブに残されている。
21.メキシコ、トゥーラの旅路を写したフィルムストリップ。R D Fアーカイブに保存された、デジタル時代の今となっては懐かしいアイテム
22.1990年1月26日、静寂な冬景色。誰もがこうした心を打つ風景をデジタル写真で簡単に撮影する時代になっても、果たして本当の自然の荘厳さはイメージの中に止めることができるのだろうか
Images: Photographs featuring or taken by Arakawa and Madeline, 1-22: 1: Tula, Mexico; 2: Japan; 3: Venice, Italy; 4: France; 5: France; 6: most likely U.S.A., September, 1986; 7: most likely Europe; 8: boat; 9: Japan, 1979; 10: most likely upstate New York; 11: Hakone, Japan, 1979; 12: most likely upstate New York; 13: from window of airplane; 14: near Mayan ruins; 15: The Fujiya, a French Restaurant at the Hakone Fujiya Hotel in Hakone, Japan, 1979; 16: Venice, Italy, June 1969; 17: Venice, Italy, June 1969; 18: most likely Europe; 19: Venice, Italy; 20: Japan; 21: Tula, Mexico, negatives; 22: January 26, 1990