Distraction Series 18:養老天命反転地ヴァーチャルツアー

いつも荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所の活動にご支援・ご協力を賜りましてありがとうございます。

今月の『Distraction Series』18号は春の訪れを祝い、皆様を養老天命反転地へのヴァーチャルツアーへお誘いいたします。岐阜県養老町の養老公園内に位置する養老天命反転地は、1995年に開園した荒川+ギンズによるデザインの広大なテーマパークです。

1997年にはサイト内に鮮やかに彩られた天命反転オフィス(Reversible Destiny Office)も建設されました。広々とした敷地は高低差や斜度をつけた地面を持ち、そこに植樹された緑の木々草花の合間にはいくつものパヴィリオンが点在しています。このような環境は、重力を否定するような錯覚を生み出し、通常の空間認識とは異なり平衡感覚を失う異空間の経験を訪れる人々に与え、この経験を通して身体感覚が研ぎ澄まされることにより世界が新しく感じられるようになります。

初めて訪問される方々のためにそのハイライトを様々な角度から紹介するこのヴァーチャルツアーの案内役は、荒川+ギンズと長年親しく仕事をしてきた荒川+ギンズ東京事務所 兼 Reversible Destiny Foundation のディレクター、本間桃世がつとめます。ツアーの撮影・監督は、過去2本のドキュメンタリー映画を通して荒川修作とマドリン・ギンズの思想を探った山岡信貴監督が担当。

荒川+ギンズの建築のみならず、養老公園全体に関心をもたれる方々にもお楽しみいただけるこのヴァーチャルツアーが、近い将来また心置きなく旅を楽しむことができるようになった時にぜひ皆様が養老天命反転地をめざして来てくださるような好奇心を刺激することを願っています!

Yours in the reversible destiny mode,

荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所 and the Reversible Destiny Foundation

プログラム概要

養老天命反転地ヴァーチャルツアー

ナビゲーター:本間桃世(荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所代表、Reversible Destiny Foundation代表)

監督:山岡信貴(リタピクチャル)

ドローン撮影:赤松正行 / 山岡信貴

制作:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所

協力:養老公園

Special Thanks to:竹内蘭、佐藤えりこ、片山淳子

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