荒川修作+マドリン・ギンズ『建築する身体』をめぐる考察
関西大学 東西学術研究所 身体論研究班

本研究班は、現代美術家の荒川修作、マドリン・ギンズが唱えた思想「建築する身体」「天命反転」を、学際的な視点から考察し、「22世紀へ向けての身体論」を提案することを目的とする。

本研究の一番の特徴は、新しい身体論の構想を、荒川+ギンズ研究をフィルターにして目指す点にある。荒川+ギンズが自身を芸術・科学・哲学の総合を目指すコーデノロジスト(coordinologist、荒川による造語)と称したように、荒川+ギンズ研究には学際的な視点が不可欠である。その点をふまえて本研究班では、体験過程理論、東西身体論比較研究、身体教育論とボディーワーク論、絵画・建築作品の表象分析、生態学的アプローチ、リハビリテーション・精神医学臨床研究、荒川+ギンズプロジェクトの継続展開の研究、これに加えて、脳神経科学、システム論、芸術学などの諸分野との交流を図りながら、総合的視点に立つ身体論を提唱していく。

(関西大学 東西学術研究所パンフレットより)

2017年7月2日 表象文化論学会第12回大会(前橋)

2017年7月1・2日に前橋市にて開催される表象文化論学会第12回大会に、身体論研究班が参加いたします。皆様ぜひ足をお運びください。 [表象文化論学会第12回大会・パネル8] 荒川修作+マドリン・ギンズ──22世紀の身体論にむけて(501学習室) 日時:7月2日(日)14:00 -16:00 場所:前橋市中央公民館5階501学習室 会費:会員=無料/非会員=1,000円(シンポジウムは無料公開)・

[Report] 3/5 第2回東西学術研究所身体論研究班 研究会

3月5日、三鷹天命反転住宅にて第2回の東西学術研究所身体論研究班 研究会が開催されました。 登壇者は『建築する身体』の翻訳者である東洋大学の河本英夫氏、そして2月24日に関西大学にて講演いただいたJondi Keane氏(Associate Professor, Deakin University)と、同じくオーストリアで研究を続けているPia Ednie-Brown氏 (Associate Pr

2017年2月24日 第3回研究例会「荒川+ギンズ研究の過去・現在・未来」

2017年2月24日に関西大学東西学術研究所身体論研究班の第3回研究例会を開催いたします。 今回は第3回荒川修作+マドリン・ギンズ国際カンファレンスを主催されたDeakin UniversityのJondi Keane氏をお招きして、海外での荒川+ギンズ研究についてレクチャーいただく予定となっております。 入場無料、事前予約不要の研究会です。詳細は東西学術研究所ホームページにてご確認ください。皆様

[Report] 11月12日(土) 第2回研究例会を開催いたしました

11月12日(土)に身体論研究班として2回目の研究例会を開催いたしました。   プログラムの最初はマドリン・ギンズのドキュメンタリー映像『WE-人間を超えていくために』の特別上映からスタート。元々映画『死なない子供、荒川修作』のDVD特典として制作されたという経緯もあり、これだけ大きなスクリーンでの上映大変貴重な機会となりました。   続いての『WE』の監督・山岡信貴氏の講演で

2016年11月12日 第2回研究例会 荒川+ギンズ『建築する身体』をめぐる考察

2016年11月12日に関西大学東西学術研究所身体論研究班の第2回研究例会を開催いたします。 今回は、映画『WE-人間を超えていくために(2011年)』を上映し、監督の山岡信貴氏にご講演いただきます。また、荒川修作+マドリン・ギンズのNY事務所であるReversible Destiny FoundationのDirector Peter Katz(ピーター・カッツ)氏が来日し、今後の身体論研究班と

[Report] 集中講座「アラカワ+ギンズを巡る過去、現在、未来」

集中講座「アラカワ+ギンズを巡る過去、現在、未来」が盛況の中、無事終了いたしました。 コーデノロジスト(芸術、哲学、科学を総合する人)と称した荒川+ギンズの集中講座にふさわしく、池上高志氏は人工生命の世界から見る荒川+ギンズを、山田諭氏は美術から見る荒川の絵画論を、関西大学東西学術研究所身体論研究班は哲学から接近する2人の活動への関心を、そして難波英夫氏は荒川+ギンズの代表作で全127点からなる大

[Report] 7/16 研究例会「荒川+ギンズ『建築する身体』をめぐる考察」が開催されました

7月16日の荒川修作+マドリン・ギンズ身体論研究会の初めての研究例会が関西大学にて開催されました。 研究会メンバーによるNYの視察報告、森田真生さんによる特別講演など、計3時間以上におよぶ会でしたが、当日は100名を超える方にお越しいただき、熱気に溢れる時間となりました。 これからも荒川+ギンズの著書『建築する身体』を手がかりに、様々な研究活動が行われる予定となっております。 皆様引き続き研究会の

2016年7月16日 第1回研究例会「荒川+ギンズ『建築する身体』をめぐる考察 – 関西大学東西学術研究所身体論研究班」が開催されます

この4月より、関西大学東西学術研究所内に「荒川+ギンズ『建築する身体』をめぐる考察 – 身体論研究班」が発足され、来る7月16日(土)に初めての研究例会が開催されることとなりました。 この研究班は関西大学、三村尚彦教授が中心となり、荒川修作+マドリン・ギンズが提唱する「建築する身体」や「天命反転」の思想を、学際的な視点から考察し、新しい身体論を探求しようとするものです。私ども荒川修作+

「アラカワ+ギンズを巡る過去、現在、未来」

企画概要 荒川修作+マドリン・ギンズについての集中セッション&展覧会 常に現在進行形のARAKAWA +GINS、さまざまな角度からマニアックで濃密なトークを六本木アートナイトに合わせ連続で開催します。時間軸とともにアラカワ+ギンズの影響の空間の広がりを体現させるセッション。芸術家としての荒川修作の作品解読、世界で唯一のアラカワ+ギンズの集合住宅、三鷹天命反転住宅の現在、思想的な広がりを見せる今後