闘争そしてあるいは叙情 堤清二/辻井喬オマージュ展 最終章

2019-09-07〜2019-11-25
セゾン現代美術館

出品作品: 《意味のメカニズム》より8点

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堤清二(1927-2013)は、西武百貨店、西友ストアー、パルコ、ファミリーマート、西武クレジット、無印良品、吉野家等多くの企業を時代の生活産業として育てた同時代の革命的経営者として知られている。

また同時に詩人・小説家辻井喬として、室生犀星詩人賞を受賞した『異邦人』にはじまり、『群青、わが黙示』(高見順賞)、長編詩『わたつみ三部作』(藤村記念歴程賞)、小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞)、『虹の岬』(谷崎潤一郎賞)、『沈める城』(親鸞賞)、『父の肖像』(野間文芸賞)他多くの賞を受けている。

経営者と詩人・小説家という領域を超えて、1981年に軽井沢に開館したセゾン現代美術館は、まさに堤清二と辻井喬の合作というべきものである。「時代精神の根據地」という開館宣言は、堤清二+辻井喬の思想と感性として広く知られるところである。本展は、来る11月25日に七回忌を迎える堤清二/辻井喬が愛した収蔵作品、数多くの著書、自筆原稿、愛用品、さらに交流のあった芸術家たちの作品と貴重な資料によって氏の創造した世界を展望するものである。

(美術館ホームページより)