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ニューヨーク・アートシーン-ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで 滋賀県立近代美術館コレクションを中心に

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会期:2019/09/14~2019/11/04

会場:徳島県立近代美術館

出品作品:《無題》1964年 和歌山県立近代美術館 蔵



 

巡回:

2019年4月13日(土)~5月19日(日) 鳥取県立博物館

2019年6月8日(土)~9月1日(日) 和歌山県立近代美術館

2019年9月14日(土)~11月4日(月・祝) 徳島県立近代美術館

2019年11月14日(木)~2020年1月19日(日)埼玉県立近代美術館

 

第二次世界大戦後、ニューヨークは多くの画期的な表現を生み出しました。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの作家たちによって伝えられたヨーロッパの近代美術はアメリカの若い作家たちを刺激し、新しい意欲的な表現へと道を開いたのです。

 

当時最先端の表現であったキュビスムとシュルレアリスムを乗り越えようとする試みはアクションという画家の激しい身振りの結果として、あるいは広漠とした色面の広がりとして、抽象表現主義と呼ばれる新しい絵画を生み出しました。男性用小便器を展覧会に出品したマルセル・デュシャンのダダ的な行為は、生活と芸術を等価とみなすネオ・ダダと呼ばれる作家たちに影響を与え、大衆文化への関心は大量消費社会を背景にポップ・アートというアメリカ独自の美術として花開きます。一方で1960年代以降、美術の根源を探るきわめて禁欲的、還元的な美術も同じニューヨークに登場します。そして現代美術の首都とも呼ぶべきニューヨークでは多くの日本人作家たちも活躍し、その中には草間彌生や河原温のように今日世界的な注目を浴びる作家も多く存在しました。

 

今回の展覧会では現在改修のため休館中の滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内に所蔵されるアメリカ美術の優品を加え、100点余りの作品でアメリカ美術の半世紀、「アメリカ美術の勝利」を概観いたします。

 

第1章 新しいアメリカ絵画―抽象表現主義

戦後のニューヨークに登場した抽象表現主義と呼ばれる絵画運動はヨーロッパの近代美術を乗り越え、戦後アメリカ美術の出発点を固めます。マーク・ロスコやアド・ラインハートらの巨大で圧倒的な抽象絵画は一種の精神性さえ漂わせています。

 

第2章 デュシャンとその末裔―ネオ・ダダとフルクサス

フランスに生まれ、ニューヨーク・ダダの中心人物、マルセル・デュシャンはアメリカの若い作家たちに強い影響を与えました。デュシャンの有名なレディメイド、《泉》に加えて、ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズらネオ・ダダの作品を紹介します

 

第3章 パクス・アメリカーナの夢―ポップ・アートとスーパー・リアリズム

1960年代、物質文明を謳歌するニューヨークにポップ・アートと呼ばれる新しい表現が生まれます。アンディ・ウォーホルやロイ・リクテンスタインは女優の写真やキャンベルスープ、漫画の一コマを反復し拡大して「アメリカの世紀」の新しいアイコンを創造します。

 

第4章 最後の絵画―ポスト・ペインタリーアブストラクション

ニューヨークの抽象絵画は1960年代に一つの頂点を迎えます。ケネス・ノーランドやフランク・ステラの巨大で色鮮やかな絵画はヨーロッパの伝統的な抽象表現とは全く異なった抽象絵画の極限的な姿をかいまみさせます。

 

第5章 限界における美術―ミニマル・アートとコンセプチュアル・アート

1960年代、絵画や彫刻といった形式は解体され、工業製品や既製品、言語や観念を素材として、何が美術を成立させるかを問う自己言及的な動向が登場します。カール・アンドレは亜鉛版を床に並べ、ロバート・モリスはフェルトを壁から垂らします。

 

第6章 ポストモダン以後の表現―ニューペインティングとアプロプリエーション・アート

1980年代以降、再び絵画や彫刻が復活し、落書きにも似た激しい筆致、具象的なイメージが復活します。ジャン=ミシェル・バスキアや篠原有司男らのニューペインティングに加えてシンディ・シャーマンや杉本博司ら同時代の写真表現も紹介します。

 

(美術館ホームページより)

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