第二次世界大戦後、美術の中心はヨーロッパからアメリカへと移り、それまでにない多種多様な表現や芸術運動が生まれました。「抽象表現主義」をはじめ、60年代に入ると、色彩や形態を極限にまでつきつめた「ミニマル・アート」、大量消費社会を主題とした「ポップ・アート」などが登場し、その後の作家たちに大きな影響を与え発展していきました。
本展では、ジャン=ミシェル・バスキア、ジュリアン・シュナーベル、フランク・ステラら、60年代から80年代にかけてアメリカを拠点に活躍した作家に焦点をあて、戦後アメリカ美術の動向を展望します。
特集のほか、エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《麦わら帽子を被った女》、クロード・モネ《睡蓮、柳の反影》など当館の主要なコレクション作品も併せて展示します。
(美術館ホームページより)