福岡市美術館・北九州市立美術館名品コレクション「夢の美術館~めぐりあう名画たち~」展

2017-09-12〜2017-10-23
島根県立美術館

巡回予定:

2017年9月12日(火)~10月23日(月)島根県立美術館

終了しました:
2016年12月20日(火)〜2017年2月5日(日)沖縄県立博物館・美術館

2017年2月23日(木)~2017年4月2日(日) 長崎県美術館

2017年4月11日(火)~5月28日(日)熊本県立美術館

2017年6月3日(土)~7月16日(日)久留米市美術館

2017年7月22日(土)~9月3日(日)宮崎県立美術館

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【展覧会紹介文】

世界の巨匠、ダリ、ミロ、モネ、ドガ、シャガール、ルノワール、デルヴォー、ウォーホルなどの世界の巨匠をはじめ、黒田清輝、藤島武二、岸田劉生、青木繁、東山魁夷、草間彌生など、日本を代表する画家たちの名品が初来沖します。
19世紀後半の印象派から現代まで、新たな絵画の流れを切り拓いた画家たちの迫力ある名画68点を一挙大公開します。

【各章紹介】

第1章 東と西、出会いと模索

明治以降、西洋画を志す日本人画家たちにとって、西洋体験のあるなしにかかわらず、西洋は創作の指針でした。彼らの西洋との出会い、そして自らのアイデンティティを模索する姿に注目するとともに、やがて戦時色を強める昭和の時代を反映し、不安な画面が生み出される様子を見みていきます。

第2章 ヒトとモノ−実験場としての身体、物質としての絵画

戦争が終結すると、様々な思想や感情が複雑に入り交じった「戦後」となりました。単なる時代の移り変わりではない特殊な状況下、画家たちは戦前と異なる方法でヒトやモノ、空間などを捉え直し、新たな美術史を切り開いていきます。第2章では、松本竣介《彫刻と女》やイブ・クライン《人体測定(ANT157)》など終戦後の人物表現や、実験的な要素を含んだ作品などを紹介します。

第3章 絶対の領域 -スピリチュアルな風景-抽象

-1960年代以降の風景表現と抽象

日本の1960年代は、科学技術の革新、都市化現象などを反映しながら、社会、文化全体が目まぐるしく展開した時代でした。美術においては、国際的な美術動向に対応した新しい局面が次々と現われ、既成の美術概念そのものに大きな変化が生じた時期といえます。第3章ではロスコ《バスラ門?(分度器シリーズ)》など、主に60年代に制作された作品を紹介します。

第4章 物語の復権

-シュルレアリスムの系譜、そしてポストモダンから1990年代の新しい「物語」へ

ベルギーを代表するシュルレアリスムの画家ポール・デルヴォーは、幻想的な不可思議な世界を表現してきた画家として知られています。「夢」は、現実のようで現実でない世界、誰もが見る「夢」には、人それぞれ不思議な「物語」があります。第4章では、デルヴォーから、現在活動する日本の作家まで、ナラティブな作品を紹介します。

第5章 北九州市立美術館、福岡市美術館の逸品

本展は北九州市立美術館と福岡市美術館のリニューアル工事に伴う休館により実現した夢のプロジェクトです。第5章ではダリの大作《ポルト・リガトの聖母》やウォーホルの《エルヴィス》、草間弥生《南瓜》など、優れたコレクションで知られる両館の代表作品10点をセレクトし、一生に一度は見ておきたい逸品を紹介します。

【出品作家】

ドガ、モネ、海老原喜之助、白髪一雄、草間彌生、シャガール、ミロ、ダリ、ウォーホル、藤田嗣治、ルノワール、コラン、黒田清輝、藤島武二、青木繁、吉田博、坂本繁二郎、ルオー、ヴラマンク、佐伯祐三、岸田劉生、小出楢重、児島善三郎、古賀春江、柳瀬正夢、中村研一、三岸好太郎、寺田政明、瑛九、松本竣介、織田廣喜、ビュッフェ、フォートリエ、デュビュッフェ、桜井孝身、田部光子、タピエス、野見山暁治、クライン、フォンタナ、山口長男、元永定正、斎藤義重、金山明、田中敦子、菊畑茂久馬、クロース、ロスコ、桑山明、荒川修作、ステラ、リキテンシュタイン、東山魁夷、宇治山哲平、オチオサム、中西夏之、田淵安一、辰野登恵子、村山勝、デルヴォー、藤野一友、平野遼、ペンク、バスキア、柳幸典、やなぎみわ

(沖縄県立博物館・美術館ホームページより)