展示室4 – 砂盃コレクション 松沢宥を中心に
前橋市内で「イサハイ・ベル・イマージュ・美術館」を主催していた砂盃富男氏は、銀行での勤務を続けながら美術作品を蒐集するコレクターとして知られていました。自らの絵画制作や詩作を行っていた氏の独特の視点によるコレクションは、2001年の他界後、知る人ぞ知る存在となっていました。
1930年に前橋に生まれた砂盃は、銀行勤務の傍らに美術活動を行い、60年代には群馬の前衛美術活動を推進する作家として活動しています。今回の展示は、砂盃氏の遺した国内外の作家のコレクションの中から、1964年以降、文章によってのみ作品を発表した松澤宥(今回は、それ以前のドローイングも紹介しています)の作品を中心に紹介するものです。
また現在当館に一部寄託されている同コレクションから、荒川修作や李禹煥などの作品も合わせて展示しています。
(美術館ホームページより)