東広島市立美術館所蔵 版 ―技と美の世界―

2014-07-26〜2014-08-31
ひろしま美術館

日本の版画は、浮世絵木版をはじめ国際的に高い評価を受けています。しかし美的技法としての歴史は意外と新しく、日本では明治維新後、大量生産が可能な印刷物としての機能から、ひとつの美的手段として確立されたといえます。その背景には、西洋の技法である凹版(銅版画)、孔版(シルクスクリーン)、石版(リトグラフ)などの技術の導入がありました。本展では、このような多彩な広がりを見せる版の世界を、日本屈指の近現代版画コレクションを所蔵する東広島市立美術館の名品の中から技法別に紹介します。また、特設の版画工房ではワークショップを毎週末開催し、版画の技と美の両方をご堪能いただけます。この夏、眼と身体の両方を使って、アートの世界を存分にお楽しみください。 (美術館ホームページより)

han_chirashi