展覧会のちらし、収蔵品のカタログ、ギャラリートークや音声ガイド、そして作品の脇に添えられたキャプション。美術館にはさまざまな言葉があふれていま す。言葉によって作品と鑑賞者をつなぐことは、美術館の持つ大きな役割のひとつだと言えるでしょう。そして作品と向かい合う時、私たちは美術館が差し出す 言葉を超えて、より自由に考え、感じたことを言葉にして誰かに伝えたり、書き綴ったりします。作品と鑑賞者の間に言葉が生まれる場として、美術館は多様な 可能性を秘めているのではないでしょうか。この展覧会では、コレクション作品と文字・言葉・テクストの関係に着目し、「ことば」という鍵を手がかりとして 豊かなイメージの扉を開きます。作品をめぐる数々の言葉によって紡ぎ出される新しい物語をお楽しみください。(美術館ホームページより)
