常設企画展「特集 荒川修作の“MISTAKE”」

2012-04-01〜2012-05-20
名古屋市美術館

出品作品: 《クールベのカンヴァス》1972年 ほか

名古屋出身の世界的な現代美術家・荒川修作は、1960年代から文字や記号、幾何学的な図式による絵画によって、人間の知覚や思考に働きかける作品を探究しはじめて、1980年代からは、人間の身体感覚を揺さぶる建築的な作品に取り組んで、世界各地で活発な活動を展開してきましたが、残念なことに、一昨年2010年5月19日に73歳で急逝しました。

名古屋市美術館では、荒川修作を重要作家のひとりと位置づけて、これまでに初期から晩年までの各時期の代表作(総計16点)を収蔵するとともに、2005年には、特別展として「荒川修作を解読する」展を開催してきました。

今回の常設企画展では、没後2年を記念して、新たに寄託された作品(5点)を中心に、荒川修作芸術の出発点となる図式絵画が確立した時代(1960年代頃)の作品を紹介します。

(名古屋市美術館HPより)