現代思想 総特集 荒川修作+マドリン・ギンズ

著者:荒川修作, マドリン・ギンズ ほか

サイズ:変形、ソフトカバー、445ページ

出版社:青土社

発売年:1996年

言語:日本語

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目次

P.8 建築とは何か? 荒川修作/丸山洋志(聞き手)

P.17 アラカワ&ギンズのストラテジー 「養老天命反転地を体験して」 中村雄二郎

P.20 モナドを造る? 石黒ひで

P.23 →EN GIRO TORTE SOL CICLOS ET ROTOR IGNE ← (我ハ太陽ナリ、火ニテ廻ル輪ナリ、戻れば捩レバスナハチ諸天球回転ス) ラドヴァン・イヴシック&アニー・ル・ブラン/野村喜和夫 訳

P.27 『意味のメカニズム』、その哲学的布置 芸術、可塑性、変容 フレッド・L・ラッシュ/塚本明子 訳

P.33 宿命反転のサイトと非サイト ニコラス・ピョンビーノ/浅野敏夫 訳

P.39 ダイアグラムとモデルの速度 アラカワ+マドリン・ギンズの作品群の展開と連関のチャートに寄せて 高橋幸次

P.47 A+Gプロジェクトの概念地図 新しい文明をつくるために 工藤順一

P.63 ノットを救う マーク・C・テイラー/浅野敏夫 訳

P.83 空への眼差しと形の呪縛 雨宮民雄

P.96 飽くことなき構築 チャールズ・バーンスタイン/渡部桃子 訳

P.98 本来的な空間へ ブライアン・オショーネシー/加治屋健司 訳

P.105 批判的意志と倫理 エドワード・ケラー/守永直幹 訳

P.111 建築ディスクールとしての養老天命反転地 丸山洋志+家村佳代子+今村有策

P.119 出来事/建築 家村佳代子+今村有策

P.126 現-場の都市構築学 ヨハネス・クネッスル/暮沢剛巳 訳

P.149 鳥のように、ハチのように 君たちも同じだ、分裂するのだ ダグマー・ブフヴァルト/下野正俊 訳

P.156 原母頌 荒川修作とともにあること 野村喜和夫

P.163 アトリエの毛沢東 その精神病的=分析哲学的表象システムと上下反転運動の論理的解明 樫村晴香

P.190 意味の天才性について 思考にかかわる10のサイト メアリー・アン・コーズ/浅野敏夫 訳

P.194 曾域/ロクス・ソルス 未知の荒川/ギンズに 合田正人

P.217 場所とは何か 荒川修作と<肉体>の建築術 内田隆三

P.226 体操と建築 「天命反転地」の余白に 建畠晢

P.231 養老の「青み」でARAKAWAを食べると 長尾力 + HOLON + 久保田晃弘

P.247 反転可能な運命への局地的なアプローチが定まったとたんに、ゲームははじまり、かつ終わっている、あるいは非ゲームになりかわることについて アラカワ+マドリン・ギンズ/塚本明子 訳

P.251 バランスを失って ベルンハルト・ヴァルデンフェルス/本間直樹 訳

P.256 ヘレン・ケラー、あるいは荒川 マドリン・ギンズ/渡部桃子訳・改題

P.276 問いをなすプロセス マドリン・ギンズ/塚本明子 訳

P.288 『養老天命反転地』取材ノート 小島秀俊、渡辺敬一

P.290 ゆれる領土 『養老天命反転地』を記述することは可能か? 芦田みゆき

P.307 ユニヴァーサル・パークとしての『養老天命反転地』 馬場駿吉

P.311 身体が語る、身体を語る 生態学的啓蒙とは何か? 荒川修作+佐々木正人+福原哲郎

P.327 身体への求愛と、デザイン空間の発生 福原哲郎

P.335 「四肢に酸性の灼けつく感覚」 澤野雅樹

P.347 映画の時代 “WHY NOT”“FOR EXAMPLE”を観る 大塚勉

P.351 身体・リミックス・共同体 荒川修作のインファンス 陣野俊史

P.360 ゼロのポレミーク 岡崎乾二郎

P.367 『養老天命反転地』取材ノートⅡ 吉田三郎、松本伸夫

P.368 宿命の反転 死なないために 中村啓治

P.371 荒川のいうブランクについて 本江邦夫

P.378 アヴァンギャルドと共同体 「天命反転」の逆説 塚原史

P.384 正し合う両側・荒川/ギンズ セルジュ・ガヴロンスキー/塚原史 訳

P.388 矢印作家アラカワは何故ニューヨークで=と不遇なのか 磯崎新

P.394 Einstein or ARAKAWA 荒川修作+松野孝一郎+郡司ペギオ-幸夫+中島敏幸

P.411 「何もの」も得ず、「志し」をもたず 郡司ペギオ-幸夫

P.422 同時であることへの誘惑 松野孝一郎

P.431 知覚、人格、科学、天命、そして反転 大和雅之

P.439 荒川修作・年譜 岡田隆彦編