『哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題』

『建築する身体』の翻訳者であり、荒川+ギンズの国内におけるよき理解者である河本英夫氏の最新著作です。副題に「オートポイエーシスの練習問題」とあるように、この本は私たちの身体の可能性を拡張するためのワークブックになっています。帯には“こんにちは「哲学」です。SFでも、デザインの教科書でも、クイズでもありません。副作用で、頭も少し良くなります。-創造性への果敢な踏み出し-”と書かれています。生物の中で人間だけが退化をしているかのような出来事が日常にあふれる今こそ、果敢に創造性へ向かって踏み出さなければ!と気づかせてくれる、現代人必読の一冊です。

表紙は「三鷹天命反転住宅」の一室です。さて、この表紙の写真に欠けているものは何でしょう?

『哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題』

河本英夫著 日経BP社 定価1,890円(本体1800円)

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